「チャンスはある」夢実現へ 宮里、首位に2打差

[ 2008年8月3日 09:21 ]

第3ラウンド、ホールアウトし、ロレーナ・オチョア(左)と健闘をたたえ合う宮里藍

 「チャンスはある」。首位の不動から2打差の3位につけた宮里は、念願の米ツアー初優勝となるメジャー制覇へ、大きな手応えを口にした。

 3日目もショット、パットともに好調だった。2番(パー5)で2オンに成功してバーディーを奪うと、4番(パー3)も2メートルを決め、勢いづいた。6番(パー4)では下りの難しい2メートルのパーパットを沈め「流れを切らさなかった」。9、10番では連続バーディーを奪い、一気にスコアを伸ばした。
 「きょう一番大きかったのは気持ち。一緒に回ったロレーナ(オチョア)の気迫に引っ張られ、強い気持ちでプレーができた」。集中力が最後まで途切れなかった。
 首位を行くのは、かつて日本ツアーで何度も優勝争いを演じた不動。相手の強さは熟知しており「不動さんは調子がいいと絶対にミスをしない。明日は自分がいかにチャンスをつくっていけるかが勝負」と強気の姿勢を見せた。メジャー制覇を目標に渡米して3年目。最終ラウンドは夢の実現をかけて戦う。(共同)

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2008年8月3日のニュース