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被爆腕時計が470万円で落札 原爆投下時刻午前8時15分を示し止まる

[ 2024年2月25日 05:30 ]

 米東部マサチューセッツ州ボストンの競売会社は24日までに、1945年8月6日の広島に原爆が投下された際に被爆し、廃虚から見つかったとする腕時計が手数料を含め3万1113ドル(約470万円)で落札されたと発表した。時計は原爆投下時刻と同じ午前8時15分を示して止まっている。落札者は明らかにされていない。

 戦後、物資の配布や調査で広島を訪れていた英兵士が持ち帰ったとしている。非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は、歴史の教訓を伝える腕時計の売買により「個人が利益を得ることを懸念する」と反発し、出品取り下げを求めていた。

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