×

ロシア侵攻から2年 ウクライナ出身神職「戦争が続いていることを忘れないで」

[ 2024年2月25日 05:30 ]

参拝者から奉納された千羽鶴の前で写真に納まる梅林テチャナさん(撮影・塩野 遥寿)
Photo By スポニチ

 ロシアのウクライナ侵攻が2年を迎えた24日、ウクライナ出身の梅林テチャナさん(41)が神職を務める埼玉県上里町の菅原神社で、世界の平和を祈願する朝拝が行われた。

 「戦争が長引くと、それだけたくさんの血が流れる。できるだけ早く収束してほしい」と神妙な面持ちで語ったテチャナさん。夫で宮司の正樹さん(51)との結婚を機に09年に来日。その後、神職の「直階」の階位を取得した。

 朝拝は22年4月ごろから週に2回ほど行っているが、時間の経過とともに参加者は減少。開始当初は15人ほどいたというが、この日は2人だけ。テチャナさんは「参加者が一人もいない日もある。報道もあまりされないし、関心が薄れていくのは当然かと」と危機感を募らせる。「このままではウクライナが国としてなくなってしまうかもしれない。それは絶対に嫌。まだ戦争が続いてるんだということを忘れないでほしい」と訴えた。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「騒動特集」特集記事

2024年2月25日のニュース