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【ACL】川崎F 本拠で無念の16強敗退…山東との激闘、終了間際の被弾で2戦合計5―6と逆転許す

[ 2024年2月20日 19:05 ]

ACL決勝トーナメント1回戦第2戦   川崎F2―4山東 ( 2024年2月20日    等々力 )

<ACL 川崎F・山東>後半アディショナルタイム、失点しガックリの川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎)
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 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は20日、東地区決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、川崎Fがホームで山東(中国)と対戦。2―4で敗れ、2戦合計でも5―6と逆転を許し16強敗退。初のアジア制覇の夢はまたも打ち砕かれることになった。

 アウェーでの第1戦を3―2で勝利した川崎Fは、その第1戦からスタメン2人を変更。DFジェジエウとDF瀬川に代わって、今季から新加入したDF三浦とDF丸山の2人を起用。他会場などとの兼ね合いで平日の午後5時開始という変則開催となったが、鬼木監督が前日会見で「試合は最後の最後で決まる。後半終わりに間に合えば、それが力になる」と来場を呼びかけた影響もあり、試合前から多くのサポーターが集まった。

 今季公式戦初のホーム戦とあってサポーターから大声援が送られるも開始8分に失点。自陣ゴール前でDF大南がパスコースを探す“スキ”を突かれボールを失うと、クロスボールからFWクリサンに頭で決められ先制を許した。さらに前半25分にも“ミス”から失点。左コーナーキックのチャンスでMF脇坂がクロスを蹴るも、中途半端なゴロになってあっさり相手にカットされカウンター発動。ここから一気に攻め込まれ、ジョージア代表MFカザイシュビリのクロスからDFガオ・ジュンイに決められた。

 2戦合計3―4とリードを許した川崎Fは、同30分に反撃。DF三浦が自陣でインターセプトすると、そのまま攻め上がりMF山本のスルーパスから左足を一閃。豪快にネットを揺らし、2戦合計としては“同点ゴール”。大事な試合で移籍後初得点、さらにこれが記念すべきプロ初得点となった。同40分にはMF山本が強烈なミドルを放ったが、惜しくもクロスバー直撃でゴールとはならなかった。

 1―2で後半へ折り返すと、同14分に待望の2点目。右からのクロスをゴール前に飛び込んだMFマルシーニョが右足で合わせると、ボールは左ポストに当たり、こぼれ球を“狙っていた”FWエリソンが落ち着いて左足で押し込みACL2戦連発となる同点ゴール。2戦合計では5―4と勝ち越しに成功した。

 だが、FWクリサンの個人技から失点。自陣右サイドからドリブルを仕掛けられると、中央へとカットインされペナルティーエリア手前で強烈なミドルシュートを浴び2―3。2戦合計でも再び同点に追いつかれた。一方、FWクリサンは今大会得点ランクトップ独走の8点目となった。

 そして後半アディショナルタイム、自陣コーナーキックからの混戦からDFジャッジソンに押し込まれ痛恨の失点。2―4で試合終了となり、2戦合計5―6と逆転を許し無念の16強敗退となった。

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