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吉田麻也 試合前から1失点を想定していた?勝利したドイツ戦は「VAR判定に助けられた」

[ 2022年12月23日 18:18 ]

W杯カタール大会1次リーグ・ドイツ戦、失点直後にチームを鼓舞する日本代表DF吉田主将(右から3人目)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表主将のDF吉田麻也(34=シャルケ)がTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(金曜後15・00)に出演。W杯初戦のドイツ戦で勝利に繋がった“ターニングポイント”を語った。

 吉田は番組内でサッカー解説者の中西哲生氏と対談。中西氏からドイツ相手にどのようにして勝利を狙っていたのかと問われ「明確なプランはもちろん持ってましたね。今は時代的に分析の能力はすごい進んでいて、それをグローバルにシェアできるような環境になっているので、そこに差があるようには感じなかったですね。ドイツもうまくいかなかった時に変えてくるのはそこまでなかったですし、そういった意味では近づいてはいるんですけど根本的な能力の高さというのは間違いなく向こうの方が上なので、いかにそこをハードワークで埋められるかということが肝になったかなと思います」と答えた。
 
 先制されて難しくなったと頭をよぎったか?という質問には「いや、1点ならまだいける。もともと1点は取られることもあり得るという想定をしていて、この想定が今回すごく役立った。準備段階で特に9月のシリーズ(親善試合など)で色んな事を準備して、それこそ3バックも準備していたし、攻めあぐねた時とか失点をしてしまった時にどうする?ということをすごくたくさんシュミレーションしてきたことが大きかったですね」とコメント。

 続けて「絶対に崩れてはいけない(ズルズルと失点を重ねない)と思っていたし、その雰囲気を出してはいけないと思ってました。だからドイツ戦の時は失点した時や得点した時に必ず全員で集まって話し合おうという決めてました。失点した直後にみんなで集まって、全く問題ないからやるべきことは変わらないぞ!!ということをみんなで言い合いました」と説明。

 さらに「そこからもの凄い猛攻を受けていつ失点してもおかしくない状態だったんですよ、前半は特に。だからこそ1点取られかけた時に正直これキツイなと思ってたんですよ。ここで2失点目はまずいと思ったんですけど、VARでノーゴール判定となり助かったことがターニングポイントになったんじゃないかなと思います」と勝敗を大きく左右した場面を振り返った。

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2022年12月23日のニュース