小嶺忠敏さん通夜　参列した大久保嘉人氏「教え子全員がいい人生を送れた。感謝しかないです」

青森山田―高川学園の試合前には小嶺忠敏さんを偲ぶ映像がスタジアムに流れた（撮影・西海健太郎）
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　国見を率いて全国高校サッカー選手権を6度制し、7日に肝不全のため亡くなった小嶺忠敏さん（享年76）の通夜が8日、長崎県南島原市で営まれ約1500人が参列した。昨季限りで現役を引退した元日本代表FWの大久保嘉人氏（39）、元日本代表FWでJ3相模原の高木琢也監督（54）ら多くの教え子が参列。大久保氏は取材に応じ「今でも起き上がってくる感じがした。自分だけではなく、教え子全員がいい人生を送れた。感謝しかないです」と話した。現役引退の際は電話で報告し「よく頑張ったな」と声を掛けてもらったという。

　○…小嶺さんを悼み、準決勝の高川学園―青森山田の開始前に会場全体で黙とうがささげられた。両チームは喪章を付けてプレー。国見で戦後最多タイとなる6度の選手権制覇を飾るなど、多くの名勝負を繰り広げた“国立”で選手、関係者が旅立ちを惜しんだ。