×

【鈴木啓太 視点】森保J 相手ブロック攻略へ タッチ少なくすべし

[ 2019年1月26日 09:24 ]

アジア杯準々決勝   日本1―0ベトナム ( 2019年1月24日    ドバイ )

<日本・ベトナム>準決勝に駒を進め喜ぶ日本代表イレブン(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ベトナムは5―4―1の布陣でブロックをつくり、ハードワークをしてきた。ただ引くだけではなく、プレッシャーもかけてきたので日本は決定的なチャンスがつくれなかった。相手がブロックを敷いている時はドリブルで相手をかわすことも手だが、タッチ数を少なくして速く攻めることも必要。堂安のPKを得た場面はペナルティーエリアに少ないタッチで進入して狙い通りだった。VARで取り消されたとはいえ前半にCKから吉田が頭で合わせた場面は、柴崎のボールの質は良かった。ビルドアップなどで簡単なミスがあったのが改善点だろう。

 守備は無失点だったが、あまりよくなかった。相手の個人の能力に翻ろうされていたし、うまくスペースも使われた。DFと中盤の間にボールが入る前に、相手に自由にプレーさせないようにしないといけない。

 メンバーは固まったが、特に遠藤はチームに欠かせない選手になっている。こぼれ球の対応や、攻撃から守備へ切り替えたときにしっかりとスペースをカバーしている。イラン戦は今まで以上に厳しい試合になる。これまで以上の質と、高い集中力で臨み、決勝に進んでほしい。 (元日本代表MF)

続きを表示

2019年1月26日のニュース