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長友“金髪連勝街道”へ!20歳サル止めてセネガル封じだ

[ 2018年6月22日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本―セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

<日本代表練習>笑顔でランニングする長友(中央)(撮影・西尾 大助)
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 日本代表は24日にエカテリンブルクで開催される1次リーグ第2戦でセネガルと対戦する。初戦で格上コロンビアを撃破して迎える重要な一戦。DF長友佑都(31=トルコ1部ガラタサライ)は対峙(たいじ)する可能性が高いMFイスマイラ・サル(20=レンヌ)を警戒。スーパーゴリラを自称する左サイドバックが11歳年下のサルを止めて、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を引き寄せる。

 ベースキャンプ地カザン市内の宿舎の一室で、長友は驚がくしていた。20日午前、契約を結ぶフットボールデザイナーの鬼木祐輔氏から届いたセネガルの分析映像をチェック。対峙する可能性の高い右攻撃的MFに爆発的なスピードを持つ選手がいた。

 「一番驚いたのはサルという、マッチアップするかもしれない選手。まだ20歳だけど、めちゃめちゃ速い。(コロンビアのJu・)クアドラードと同じレベルのスピード。ビッグクラブに行くポテンシャルがある」。目がクギ付けになった。

 その名はサル。18歳でメッスとプロ契約し、17年7月に移籍金1700万ユーロ(約22億円)でレンヌに移籍したホープだ。長友は事前合宿地オーストリアで金髪に染め「スーパーサイヤ人にしたかったんですけど、ただのスーパーゴリラになった」と苦笑い。超ゴリラに進化後、チームは2戦全勝で「自己満(足)ですけど、金髪にしてから勝利が継続中。似合ってないのは分かってるが、このままいく」と自虐的に笑う。ネット上では漫画「金色のガッシュ!!」に登場する魔物の子キャンチョメに似ていると話題沸騰中だが、構図はゴリラVSサル。絶対に負けられない戦いが、そこにはある。

 10年W杯南アフリカ大会ではカメルーンのエトオ、オランダのエリアらスピードスターをシャットアウトして16強入りに貢献。今大会も初戦コロンビア戦でJu・クアドラードを止め、前半31分に途中交代に追い込んだ。「これまでビッグプレーヤーと対戦してきた感覚、間合いがある。それをうまく使いたい。ビデオと実際に対戦するのは違うので、対峙して感覚をつかみたい」。封じるイメージを膨らませた。

 自由時間が与えられた20日午前は香川とドライブでリフレッシュした。日本代表の平均年齢は28・3歳でW杯では過去最高。11歳差のマッチアップとなる長友は「1次リーグの相手で正直、セネガルが一番強いと思う。おっさん、おっさんと言われているので、とにかく走りたい」とおっさんの意地を見せる覚悟だ。20歳に走り勝ち、歓喜の咆哮(ほうこう)を上げる。

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