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セネガルに巨大“ニンジン” 決勝T進出で平均年収30倍の破格ボーナス支給へ

[ 2018年6月22日 08:10 ]

W杯1次リーグH組   セネガル―日本 ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

ポーランドを撃破し喜ぶセネガル代表イレブン
Photo By ゲッティ イメージズ

 24日に1次リーグ第2戦で日本と対戦するセネガルに破格の“ニンジン”が用意されていることが21日、判明した。初戦で格上のポーランドを2―1で破る金星。セネガル関係者によると、今大会で02年日韓大会以来、4大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた場合、一人あたり約2万7000ドル(約300万円)のボーナスが支給されるという。

 300万円という額は少ないように聞こえるが、農業、漁業を主要産業とし、貧富の差が激しいセネガルの平均年収は約10万円。ボーナスは実に年収の30倍の額となる。日本に置き換えた場合、平均年収420万円の30倍で、1億2600万円ほどの価値となる。前回大会で優勝したドイツ選手のボーナスは30万ユーロ(約3800万円)でドイツの平均年収の約9倍という事実と比較しても、破格だった。

 「テランガ(親切なもてなし)のライオン」という異名を持つセネガル代表。初戦は驚異的なスピードなど個の身体能力と組織的守備力を発揮してポーランドにかみついた。次の獲物は日本。勝って、H組のポーランド―コロンビア戦でポーランドが勝つか引き分けた場合は、決勝トーナメント進出が決まる。

 指揮官は今大会監督最年少(42歳)にして最低年俸(約2700万円)のシセ監督。仮想日本として11日に対戦した韓国戦は2―0で完勝した。同国がW杯初出場した02年に開幕戦でフランスを破るなどしてベスト8に導いた時の主将は「日本とは厳しい戦いになるはずだ」と集中している。腹をすかせ餌への狙いを定めた百獣の王は、大陸の中で最も強い。

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2018年6月22日のニュース