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C大阪圧勝!杉本2発 代表での悔しい思い胸に「勝ちたくて」

[ 2017年9月10日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第25節   C大阪4―1FC東京 ( 2017年9月9日    味スタ )

<C大阪・FC東京>後半、PKでゴールを決めた杉本(下)は松田と喜ぶ
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 明治安田生命J1リーグ第25節が各地で8試合があり、C大阪はアウェーでFC東京と対戦し、4―1で勝利した。5日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で国際Aマッチに初出場した日本代表FW杉本健勇(24)は、後半34分に自らが獲得したPKを決めると、同40分には今季16得点目。4試合ぶりとなる1戦2発で得点ランクトップタイに浮上し、チームに4試合ぶりの白星をもたらした。

 ゴールへの飢えが体を突き動かした。1点差に迫られ、迎えた後半34分だった。カウンターからボールを持った杉本は、ドリブルを仕掛けてPKを獲得。これをゴール左に決めると、後半40分にはMFソウザの左CKを頭で合わせて今季16得点目を奪った。4試合ぶりとなる2発で得点ランクトップタイに浮上。C大阪に4試合ぶりとなる白星をもたらした。

 「(1点差にされて)次の1点が大事になると思っていた。いい時間帯に取ることができて良かった」

 W杯アジア最終予選に向けた日本代表に初招集されながら、本大会を決めたオーストラリア戦は登録から外れスタンド観戦。アウェーでのサウジアラビア戦に途中出場し代表デビューを飾るも、見せ場はなく苦い思いだけが残った。

 「移動のきつさもあったけど、試合をしたくて、チームで勝ちたい気持ちが強くて…。疲れのことは頭になかった」。6日夜に帰国し、ほぼ眠らないまま7日早朝に帰阪。全体練習に合流したのは、試合前日の8日だった。過去にほとんどない調整期間の短さでも、無心で走り、最後は足がけいれんするまで戦い抜いた。

 これでチームは4位に浮上。試合後には川崎F時代の先輩でもある元日本代表FW大久保嘉に「(今年)得点王逃したら取れねーぞ。来年は俺がいくからな」と声を掛けられた。「(代表で)力になれなかった。またここでやるしかないし、コツコツと頑張るだけ」。あの悔しさを糧に、また強くなって代表の舞台に戻る。

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