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大島、ロシア名乗り弾 川崎Fボルト効果!?横浜叩き2位浮上

[ 2017年9月10日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第25節   川崎F3―0横浜 ( 2017年9月9日    等々力 )

<川崎F・横浜>前半、先制ゴールを決めた大島(左から2人目)は、小林(右)らチームメートに祝福される
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 明治安田生命J1リーグ第25節の8試合が行われ、川崎Fはホームで横浜と対戦し、3―0で快勝した。前半14分に日本代表復帰が期待されるMF大島僚太(24)が、J1最少失点を誇る相手DF陣を右足ダイレクトでこじ開け先制すると、その後も2点を追加。14試合負けなしだった横浜と入れ替わり、3位から2位に浮上した。

 川崎Fの分厚い攻撃陣の前に、横浜の強固なDF陣もなすすべなかった。「攻守で圧倒しよう」。鬼木監督の掛け声にイレブンは前半からエンジン全開だった。その中で前半14分に攻守の軸に成長した大島が今季初ゴールとなる先制弾。「周りからもそろそろと言われていたんでホッとした」。昨年7月13日のホーム新潟戦以来となる得点を笑顔で振り返った。

 前節までのパス成功率89・6%を誇るボランチは、攻守で大車輪の活躍を見せた。守っては素早いチェックでスカウティングVTRにもあった相手のカウンターを防ぎ、攻撃では持ち前のパスワークでリズムを与えてゴールも奪った。これには中村も「代表でも普通にやれると思う。うちの10番ですから」と称賛を惜しまない。

 活躍は日本代表スタッフの目に留まる。関係者によれば、先日のW杯最終予選のオーストラリア戦、サウジアラビア戦に向け、DF車屋とともにバックアップメンバーに名を連ねていたという。W杯出場を決めたハリルホジッチ監督は今後、さらなる競争を促すため新戦力招集を示唆しており、大島もA代表デビューを果たした昨年9月以来の招集の期待が膨らむ。

 6日には陸上男子100メートル、200メートル世界記録保持者、ボルト氏が練習場を電撃訪問して、チーム全体が刺激を受けた。後半には小林、家長も追加点を決め2位に浮上だ。「上を見て、食らいついていきたい」と大島。首位・鹿島の独走は許さない。

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