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26年W杯、アジア枠4・5から8に大幅増!!田嶋会長「満足」

[ 2017年4月1日 05:30 ]

2026年W杯の出場枠案
Photo By 共同

 FIFAは30日、出場チーム数が現行の32から48に拡大される26年W杯の大陸別出場枠の案を発表し、現在4・5のアジア連盟(AFC)の枠は大幅増の8になった。ジャンニ・インファンティノ会長(47)と6人の各大陸連盟の会長がまとめた。アフリカは5から9、北中米カリブ海は3・5から6、南米は4・5から6、オセアニアは0・5から1、欧州は13から16に増加。5月のFIFA理事会(バーレーン)で承認されれば正式決定となる。

 今年1月の理事会で26年W杯の出場チーム数を現行の32から16チーム増やし、48に拡大することが決定。公約を実現させたFIFAのインファンティノ会長は「サッカーは欧州や南米のものではない。21世紀のW杯をつくらなければ」と話していた。30日に発表された大陸別の割り当て案は、それを具現化するもので、増加分は欧州と南米以外の大陸に手厚く振り分けられた。競技の世界的普及を背景に、現行4・5枠からプレーオフ枠を除いても8枠まで増えるアジアのほか、アフリカや北中米カリブ海も出場枠は、ほぼ2倍となる。

 日本協会の田嶋会長は「アジアとしては、スポンサーやサッカー人口の占める割合からも出場枠が増えることを主張していたのは事実。8という数字は満足しなければいけない。(日本のアジア予選突破は)今よりは楽になる。W杯は出続けることが大事」とアジアの大幅増案を歓迎。「W杯は常々、変わってきている。出場国が24から32になり、日本が出られるようになったのも、32になった時」と98年フランス大会で初出場した日本を引き合いに出しながら「そういうチャンスが他の国に出てくるのは良いこと。アジアのレベルが上がる」とW杯出場を経験することで新興国のレベルアップ、人気向上につながるとの見方を示した。

 欧州は13から16、南米は4・5から6と微増にとどまったが、欧州連盟(UEFA)のチェフェリン会長が「満足している。フェアだ」とコメントするなど強い反発はない。5月9日の理事会(バーレーン)に諮られ、満場一致で承認されそうだ。

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