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GK川島 UAE戦後「涙が止まりませんでした」重圧乗り越え好プレー

[ 2017年3月31日 16:04 ]

28日のタイ戦でPKを止めるなど好セーブを連発したGK川島
Photo By スポニチ

 サッカー日本代表のGK川島永嗣(34=メス)が30日、自身のブログを更新。9カ月ぶりの代表戦出場となった23日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選・UAE戦の試合終了後に涙が止まらなかったと明かした。

 川島は23日に敵地アルアインで行われたUAE戦に先発。所属するメスでは今季1試合しか出場しておらず、代表戦の出場も昨年6月以来9カ月ぶりとハリルホジッチ監督の”奇襲”とも思える先発起用だったが、前半に相手選手との1対1を鋭い反応で防ぐなど活躍し、勝利に貢献した。28日のタイ戦(埼玉)でもDF長友佑都(30=インテル・ミラノ)が与えたPKを阻止するなど存在感をいかんなく発揮してチームの連勝に貢献し、大きな成果とともに所属するメスに戻っていた。

 フランスに到着後更新したブログで「勝てて本当に良かった。。」と代表チームの勝利を改めて喜んだ川島だったが、「バカみたいな話ですが、UAE戦が終わった後は、ロッカールームに戻っても涙が止まりませんでした」と人知れず涙を流していたことを告白。出場機会に恵まれないながら「やれる事はすべてやってきました」としつつも「公式戦に出るのは夏から数えて2試合目。少しのディテール、1つのミスがワールドカップへ繋がるかどうかという試合の重みは、今までの経験上、いやという程分かっています。とにかく、自分が積み重ねていることを全力で出そう。そう思ってピッチに立ちました。いつも通り。でも試合が終わった後、いろんな想いが湧き上がってきました」と正直な胸の内を明かした。

 「多分、この涙は死ぬまで忘れない涙だと思います」とも記した川島。「うまくいかない時もあるだろうし、辛いこともある。でも、その影には必ずそれ以上に値する価値のある種が隠れていると信じて、自分の道を信じて突き進んでいきたいと思います」と締めくくった。

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2017年3月31日のニュース