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女子強豪・十文字の挑戦「学園としてJリーグが目指すものを」

石山監督(右)と佐々木副学長
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 女子高校サッカーの強豪・十文字(東京)の新たなチャレンジが注目されている。なでしこジャパンのFW横山久美(長野)の出身校で、今年の高校総体で3位になるなどトップクラスの実力を誇る。中学と大学も強豪で、中学、高校、大学一貫でサッカーを強化していることでも知られている。そして、このほど大学の上に「トップチーム」をつくり、来季からチャレンジリーグに参戦することが決まった。

 なでしこリーグは1部の下に2部があり、その下に3部にあたるチャレンジリーグがある。トップチームの「FC十文字ベントス」は今季関東社会人リーグ2部に所属していたが、11月に行われた入れ替え戦で勝ち、見事に昇格を果たした。

 もちろん目標はなでしこリーグ1部で、「東京五輪が開催される2020年ぐらいに、強いトップチームを地域の人が見に来てくれるようにと考えた。Jリーグが目指しているものを、学園としてできれば、女子サッカーの普及発展にも貢献できる」と、石山隆之総監督は設立の狙いを説明する。今季の選手は大学生と高校生が主体の混成チームだが、今後はセレクションを行い、将来はプロ選手も視野に入れている。もちろん卒業生が戻って来ることもイメージしている。さらになでしこリーグでプレーしていた選手が社会人入学で“学び直し”で加入することも歓迎する。FC十文字ベントスでプレーしながら十文字女子大で幼児教育や児童教育、栄養学、福祉などを勉強し、資格を取ることができる。選手の新たなセカンドキャリアにもなる。トップチームを持つことで多くのメリットがある。大学にメディアコミュニケーション学科があるが、実際にリーグ戦の運営をすることで、座学で学ぶだけでなく実務も学ぶことができる。社会に出て即戦力となる人材の育成にもつながるのだ。

 十文字は大学がある新座キャンパス内に人工芝、天然芝のグラウンドが各1面。今春クラブハウスも完成した。学園をあげてバックアップ態勢ができている。学生がプレーする中学、高校、大学以外のチームを運営するために一般社団法人を設立し、FC十文字ベントス、地域の中学生年代を対象としたベントスJY、アカデミーなどを運営している。中学生約60人、高校生約60人、大学生約20人など大人から幼稚園児まで約300人がサッカーを楽しむ環境ができている。新座市や隣接する清瀬市と連係し、スポーツの枠を超えて、女性の活躍を後押しする仕組み作りにも取り組んでいる。石山総監督は「スポーツによる地域活性化プロジェクト」として「十文字モデル」を構築に力を注ぐ。「これもグラウンドがあるからできること」と、学園と地域の後押しに感謝する。今年4月に前なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏が十文字女子大副学長に就任したことで、盤石の態勢ができあがった。

 人口の減少で学校にも特徴が求められる中、十文字がどんな結果を出すか。(記者コラム・大西 純一)

[ 2016年12月15日 11:30 ]

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