広島から名古屋移籍…佐藤寿人「得点王となって」Ｊ１返り咲く

記者会見をする佐藤寿人
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　来季からＪ２に降格する名古屋に完全移籍する広島ＦＷ佐藤寿人（３４）が２５日、広島市内のホテルで記者会見した。来季へは「Ｊ２の得点王となって、Ｊ１の舞台に戻れるよう精いっぱい努力したい。名古屋でもゴールという形でチームを引っ張りたい」と早くも得点王宣言した。

　仙台時代の０４年から昨季までリーグ戦で１２季連続２桁得点を記録。０５年から所属した広島では３度のリーグ優勝に貢献した。しかし、今季は先発出場は８試合にとどまり、４得点のみだった。

　「ピッチの上でフル稼働して勝利に貢献したい思いがあった」。残留オファーを受けていたものの、移籍を決断した。「寂しさを乗り越えないといけない」と涙ぐむ姿も見せたが、まだ今季は終わっていない。

　「天皇杯を獲って締めくくりたい」

　次戦は１２月２４日の天皇杯準々決勝・鹿島戦（カシマ）で、勝ち進めばあと３戦残されている。Ｊ１歴代２位の１６１得点を誇るストライカーは、１２年間所属したチームに歓喜の涙で別れを告げる覚悟だ。