Ｊ２金沢、森下監督が今季限りで退任　入れ替え戦前日に発表

　Ｊ２金沢は２６日、森下仁之監督（４８）が契約期間満了に伴い、今季限りで退任することを発表した。今季リーグ戦２１位の金沢は、２７日と１２月４日に行われるＪ２・Ｊ３入れ替え戦でＪ３・２位の栃木と対戦する。

　現役時代はＰＪＭフューチャーズ（鳥栖フューチャーズ）でプレーした森下監督は、札幌、磐田の育成部門で指導した後、０９年に福岡のヘッドコーチに就任。福岡のチーム統括部長を経て１２年に当時ＪＦＬの金沢の監督に就任すると１４年にはＪ３優勝を果たし、チームをＪ２昇格へと導いた。昨季は昇格１年目ながら１２位と健闘したが、就任５年目の今季は開幕から１０試合勝利なし（２分け８敗）と苦戦。それでも最終節で札幌と引き分けて最下位を脱してＪ３自動降格を免れ、入れ替え戦に回った。

　クラブを通じて「５年もの長い間このクラブで働けたことを誇りに思います。様々な方に応援して頂き、支えられたことに感謝の気持ちで一杯です。必ずや入れ替え戦で勝利し、来シーズンもＪ２で戦えるよう全力を尽くしたいと思います。今後もツエーゲン金沢のさらなる発展を願っています。有難うございました」とコメントしている。