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ペップVSモウ、注目のダービー“第1ラウンド”はシティーに軍配

[ 2016年9月10日 22:30 ]

試合終了後、軽くあいさつをかわすグアルディオラ監督(右)とモウリーニョ監督(AP)

プレミアリーグ第4節 マンチェスター・シティー2―1マンチェスター・ユナイテッド

(9月10日)
 10日に通算172試合目となるマンチェスター・ダービーが行われ、ユナイテッドのモウリーニョ新監督とシティーのグアルディオラ新監督がプレミアリーグで初対戦。全世界190カ国以上の国で生中継されるなど注目を集めた現代フットボール界屈指の名将対決第1ラウンドは、2―1でシティーに軍配。ベルギー代表MFデブライネが先制点を含めた全得点に絡む活躍。敵地でライバルを撃破したシティーが開幕4連勝を飾った。

 シティーは前節に見せたヒジ打ちの影響でエースFWアグエロが3試合の出場停止。アグエロ不在の1トップにはFWイヘアナチョを起用。GKには今夏バルセロナから加入したチリ代表のブラーボが今季初先発。左SBにはDFクリシーではなく高さ対策としてDFコラロフが起用された。

 試合は前半15分、DFコラロフの後方からのロングフィードをFWイヘアナチョがヘッドで後ろへ送ると、MFデブライネがこれに反応。巧みなワンタッチで相手DFラインを置き去りにし、GKと1対1となったところで冷静に右足でネットを揺らし先制。

 同35分にはペナルティエリア内右でボールを拾ったMFデブライネが相手DF2人をキックフェイントでいなし、左足でグラウンダーのシュート。これが左ポストを叩き、跳ね返ったボールをFWイヘアナチョが押し込み追加点。

 このままシティーリードで後半へ折り返すかと思われた前半42分、ユナイテッドが右サイド遠い位置からのセットプレーを獲得すると、FWルーニーがゴール前に放り込んだボールをGKブラーボが味方と接触してしまいファンブル。このこぼれ球をFWイブラヒモビッチが押し込み1点を返す。

 後半はユナイテッドがFWラシュフォードの投入などによりペースをつかむがスコアは動かず。同25分には左サイドでボールを受けたFWラシュフォードがドリブルで仕掛けペナルティエリア内から右足でシュートを打ちネットを揺らしたが、直前でオフサイドポジションにいたFWイブラヒモビッチに当たっていたためノーゴール判定。

 その後、互いにシュートを打ちあうオープンな展開となったが、同30分のMFデブライネのシュートが右ポストを叩くなど最後までゴールは生まれず。アウェーのシティーが2―1で逃げ切った。

 これでマンチェスター・ダービー対戦成績はシティーの50勝51分け71敗。通算17度目となった名将対決はグアルディオラ監督の8勝6分け3敗で勝ち星をまたひとつ伸ばした。

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