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ブラジルの壁痛感…MF中島、収穫は「課題がたくさん出たこと」

[ 2016年7月31日 11:23 ]

<U―23日本・ブラジル>前半、ネイマールと競り合う中島

国際親善試合 日本0―2ブラジル

(7月30日 ゴイアニア)
 リオデジャネイロ五輪前の最後の一戦で、開催国ブラジルに完敗を喫した手倉森ジャパン。それでも指揮官は試合後に収穫を強調し、「本大会では結果を出したい」と意気込んだ。

 日本は守勢に回った前半に2失点し、後半はFW浅野、MF大島らを投入して攻める場面もあったが、優勝候補を相手に最後まで得点を奪うことはできなかった。

 1次リーグではナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと強豪ぞろいのグループを戦う日本。手倉森監督は「この大会を耐えて勝つというイメージを持つときに、その習慣を持てればいいと思って(ブラジルと)マッチメークした中で、実際に90分間辛抱させられた。五輪本大会もキレイに勝てるわけがない日本が、こうして、耐えることを、きょうまず90分間やれたことで(イメージが)整って本大会に入れると思う」と話し、本番への“予行演習”になったと強調。「優勝候補のブラジルと、大会前に試合ができたのは本当に凄い収穫」とあくまでも前向きだった。

 一方で、背番号10を背負うMF中島は「全然(ダメ)ですね。(手応えは)まったく(ない)」と嘆き節。後半9分には惜しい左足シュートを放ったが「ブラジルが凄かったのもあるけど、自分にも問題があった。そこは修正しないといけない。(収穫は)課題がたくさん出たこと」と反省の弁を口にしていた。

 ▼DF藤春 (ブラジルが)凄かったですね。本当にそれだけです。自分はこういう経験をしたことがなかったので、ブラジルが凄いというのをあらためて思った。前線の3人がワイドに広がってくるし、サイドチェンジのボールの質が高くて、獲れそうで獲れなかった。

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