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レスター所属選手に薬物疑惑…英国医師6年で150人に投与か

[ 2016年4月4日 05:55 ]

サウサンプトン戦にも勝利し、プレミアリーグ初優勝が近づくレスターだったが…(AP)

 日本代表FW岡崎慎司(29)が所属し、プレミアリーグ初優勝に向けて首位を快走するレスターに、ドーピング疑惑が浮上した。

 3日付の英紙サンデー・タイムズは、同国のマーク・ボナー医師が過去6年間で150人以上のスポーツ選手に競技力向上効果がある禁止薬物を処方していた疑いがあると報道。対象はサッカーをはじめテニス、自転車、ボクシングなど複数の競技に広がり、同国政府が英国反ドーピング機関(UKAD)に調査を指示した。サッカー選手の具体的な名前は明らかになっていないが、レスターのほか、アーセナル、チェルシーなどの所属選手が含まれているという。

 禁止薬物は筋肉増強作用のあるヒト成長ホルモン(HGH)や持久力向上効果のあるエリスロポエチン(EPO)などとされる。過去にドーピング違反で処分された選手が匿名で告発して今回の疑惑が浮上した。同医師が英国や国外選手の「顧客」に極秘に投与していたと指摘され、UKADは「深刻に懸念する事態で衝撃を受けている」との声明を出した。ロンドンを拠点とするボナー医師は「医療目的で選手を診断しており、競技力向上が目的でない」と疑惑を否定している。

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2016年4月4日のニュース