×

仙台、緊急事態 相次ぐGK負傷離脱 残すはリーグ経験ゼロの23歳

[ 2016年4月4日 14:33 ]

 J1仙台がGK不足の緊急事態に陥った。関憲太郎(30)が4月1日の明治安田生命J1第1ステージ第5節・広島戦(Eスタ)で負傷し、右股関節付近にあたる右外閉鎖筋大腿方形筋肉離れで全治約5週間と診断されたことが3日に判明。プロ契約しているGKは6年目ながらリーグ戦経験のない石川慧(23)の1人だけとなった。

 仙台の正GKは、J1横浜から昨季加入した六反勇治(28)が務めていたが、六反は3月6日のJ1第2節・FC東京戦(ユアスタ)で右足外側くるぶし付近の靱帯損傷で全治3~4週間の見込みと診断され、日本代表候補合宿への参加を辞退。六反不在の間の3試合は関が先発フル出場していたが、その関も負傷離脱したことで、残すGKはプロ6年目ながらリーグ戦経験のない石川慧(23)と、第2種に登録されている仙台ユース所属の松浦祥太郎(17)、阿部輝(17)だけという陣容となった。

 GK不足を巡っては、2年前の2014年、今回の仙台と同じくGK3人体制でスタートしたJ2熊本で2人が相次いで負傷離脱したケースがある。当時、熊本は44歳のGKコーチを7年ぶりに“現役復帰”させる形で選手登録。直後にJ1仙台からGKシュミット・ダニエル(24=今季は仙台からJ2松本へ期限付き移籍中)を1カ月の超短期レンタルでしのいだことがある。

続きを表示

2016年4月4日のニュース