ローマ、完敗でＣＬ姿消す　監督「まだ弱い」

欧州ＣＬＲマドリード戦、選手に指示を出すローマのスパレッティ監督（ＡＰ）

欧州ＣＬ決勝Ｔ１回戦 ローア０―２レアル・マドリード

（3月8日 マドリード）
　リーグ戦７連勝と好調ローマだったが、欧州チャンピオンズリーグ１０度の優勝を誇る名門には歯が立たず、完敗で姿を消した。

　ホームでの第１戦は微妙な判定もあり、０―２で敗れるもメディアに「健闘した」と評されたが、スパレッティ監督は「（ローマは）まだ弱い。また０―２で負けて、レアル・マドリードが勝ち上がった。それが事実だ」とさばさばした表情で現実を受け止めた。

　スコアレスだった前半も主導権を握られる苦しい展開で、右サイドのＦＷサラーの突破以外に効果的な攻め手がなく、決定力も欠いた。

　指揮官は「精神面とプレーの正確性を改善しなければ。チャンスを逃し過ぎた」と悔やんだが、チーム力の差を感じさせられる試合となった。