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次期なでしこ監督最有力も…高倉氏「まずU20で世界一を」

[ 2016年3月9日 06:23 ]

パリから帰国したU―20女子日本代表の高倉麻子監督

 なでしこジャパンの次期監督として最有力であるU―20日本女子代表の高倉麻子監督(47)が8日、監督を兼務するU―23日本女子代表が参加したラマンガU―23国際大会(スペイン)の活動を終えて羽田空港着の航空機で帰国した。

 なでしこジャパンの監督候補に挙がっていることについて「まだ一切聞いていない。話がないので答えられない」としたが、「U―20の監督なので何とか世界一にしたい」と宣言。11月のU―20W杯パプアニューギニア大会で日本を初優勝に導き、未来につなげていく覚悟を示した。

 シドニー五輪予選敗退後に女子サッカーを取り巻く環境が一変。だが、そこからなでしこジャパンははい上がってきた歴史がある。「選手も関係者も、転んでも絶対に立ち上がるという気持ちでやっている。積み重ねてきたものは見えない部分で必ず力になっている」という。

 願うはなでしこジャパンの復権。「今までの意志を引き継いで、今の若い選手は必ずまた世界の頂点に向かって歩いていける。その力はある」。高倉監督の言葉は20年五輪を見据えているように聞こえた。

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2016年3月9日のニュース