Ｊ２京都　練習試合でＪＦＬチームに敗戦、光明は２得点の国領

　Ｊ２京都は２９日、奈良クラブ（ＪＦＬ）と練習試合を行い、２―３で敗れた。前日２８日のリーグ開幕戦・水戸戦で出場時間が短かったＦＷエスクデロらサブメンバーで構成。格下相手の敗戦に、石丸監督は「失点の仕方が安い」と渋い表情を浮かべた。

　収穫の少ない一戦の中でアピールに成功したのはＭＦ国領だ。前半７分には「イメージ通りだった」と自画自賛する直接ＦＫ弾を決めると、後半３０分にはこぼれ球に反応してゴール。「相手の方が切り替えは早かった」と反省点も口にしたが「運動量を落とさないようにしたし、今後も続けていきたい」と手応えも強調した。

　佐川印刷ＳＣやＭＩＯびわこ滋賀に期限付き移籍して経験を積んできた。そして水戸戦では初のベンチ入り。「次は試合に出たい」。下部組織の同期では久保（ヤングボーイズ）や原川（川崎Ｆ）がいる中、地道に成長してきた苦労人は１日も早い京都デビューへ決意を新たにした。