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総額700万円規模? 久我山、初Vなら帝国ホテル祝賀会を計画

[ 2016年1月7日 10:06 ]

練習中、上加世田(中央)を中心に盛り上がる国学院久我山イレブン

 全国高校サッカー選手権は9日、準決勝が行われる。初の決勝進出を目指す国学院久我山(東京A)は優勝した場合、帝国ホテル(東京・千代田区)での豪華祝賀会を計画していることが判明。大きなモチベーションを得て、昨年12月の練習試合で2―0で勝利した青森山田(青森)との準決勝に臨む。

【準決勝 トーナメント表】

 国学院久我山イレブンに、超豪華プレゼントが贈られるかもしれない。前回大会準優勝の前橋育英を1―0で撃破し、初の4強進出を決めた準々決勝から一夜明けた6日、イレブンは都内の同校グラウンドで約2時間の調整。野球部が練習する隣でフィジカルトレーニングをこなす選手を見つめながら、同校サッカー部OBの時崎一男顧問は仰天プランを明かした。

 「優勝したら、祝賀会はどこもやったことがないところでやりたい。帝国ホテルでできるなら、スタッフはみんなタキシードで、ドレスコードを決めてやろうかな、と。まだ予約はしていませんが」。さらに「牛1頭を誰かに買ってもらって、こいつらがご褒美で食えたら楽しいだろうな」と、選手たちに1頭分の牛肉を振る舞う計画も口にした。

 国学院久我山の部員数は209人。これにスタッフ、学校関係者やOBが加わった場合、祝賀会は約300人規模のものになると予想される。帝国ホテル関係者によると「300人規模の場合、フルコースのお食事と飲み物代でお一人2万円、宴会場の使用料金は2時間100万円です」という。仮に実現した場合、飲食代で600万円、会場使用料金を加えると700万円規模の豪華祝賀会となる。さらに、同校サッカー部のOBである人気ボーカルグループ「ゴスペラーズ」のリーダー、村上てつやも後輩の快進撃を受けて寄付金を用意しているという。

 ビッグな計画は大会前から選手にも知らされており、DF宮原直央主将(3年)は「良いモチベーションを持って挑むことができる」と笑顔。ただ、浮かれてはおらず「ここからは未知の世界でどこも強い相手。目の前の試合に集中して戦わないと」と気を引き締めた。

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