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J村井チェアマン「繰り返し啓発続ける」 人権擁護功労賞表彰式

[ 2015年12月14日 16:08 ]

 人権擁護活動に功績があった団体を表彰する「人権擁護功労賞」の表彰式が14日、法務省で行われた。法務大臣表彰に選ばれた日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の村井満チェアマンは、サポーターの人種差別問題があったことに触れた上で「スポーツ界から人権啓発のメッセージを発信していく」と話した。

 Jリーグでは昨年3月、浦和サポーターが「日本人以外お断り」を意味する横断幕を掲げたほか、先月にはツイッターにブラジル人選手への差別発言が投稿された。

 村井氏は表彰式後、取材に応じ「差別問題はサッカー界で表出したが、サッカー界に限った問題ではなく多く日本社会にあり得る」と指摘。「特効薬があるわけではなく、繰り返し啓発を続けるしかない」と再発防止に向けて決意を語った。

 ほかに表彰式に参加したのは、ユニバーサル社会賞に選ばれた広島県廿日市市の「市民グループええじゃん(Asian)」、札幌市の「女のスペース・おん」、高松市の「高松朗読会」の3団体と、法務大臣感謝状を受賞した山形市の山形新聞社。

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2015年12月14日のニュース