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ハリル監督 永木呼ぶ!国内組「昼食会」に学とともに招待へ

[ 2015年12月10日 05:30 ]

U―22日本代表MF遠藤(右)と競り合う湘南MF永木

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が20日に予定している国内組との「昼食会&個人面談」の招待リストに湘南MF永木亮太(27)と横浜FW斎藤学(25)が入っていることが9日、分かった。指揮官はこれまで招集経験のある選手に加え、新たに2、3人の新戦力を呼びたいと明言。注目の新顔がこの2選手だった。

 ボランチとして攻守にハードワークはするのはもちろん、永木の最大の武器は「黄金の右」だ。5月の湘南―清水戦。永木はハリルホジッチ監督が視察する前で30メートル級のロングFKを決めた。7月末、東アジア杯に向けたメンバー選考の過程でのこと。各代表スタッフが持ち寄った推薦リストを見た指揮官は「なぜ、永木が入っていないんだっ!」と激高したという。常々、FKの精度を課題に挙げてきた指揮官は招集のタイミングを計っていた。

 切れ味鋭いドリブルを武器とする斎藤はW杯ブラジル大会メンバーとあって、実力は折り紙付き。今季リーグ戦は32試合7得点と横浜の攻撃をけん引。ハリル体制では未招集も35~40人といわれる指揮官の大枠リストには常に斎藤の2文字があった。その他、常連組以外では鹿島のMF遠藤、DF昌子、FC東京のMF米本らが招待リストに名を連ねているという。

 既に年内のスケジュールを終えたハリルジャパンは来年3月に活動を再開する。A代表未経験ながらブレーク間近なFK名手、そして国内屈指のドリブラーにも“ハリルイズム”を注入、指揮官は一芸に秀でたスペシャリストも取り込みながらチームのレベルアップを図る。

 ◆永木 亮太(ながき・りょうた)1988年(昭63)6月4日生まれ、神奈川県横浜市出身の27歳。川崎F・U―18、中大を経て11年から湘南。各年代での代表歴はないが、湘南では的確なポジショニング、攻守の切り替えの早さでボランチとして活躍。今季リーグ戦は32試合3点。J1通算76試合7点、J2通算108試合12点。1メートル73、72キロ。利き足右。

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2015年12月10日のニュース