過去６戦で３発！Ｕ２２“中東キラー”武蔵が勝利導く

ミニゲームで調整するＵ―２２日本代表ＦＷ鈴木

　来年１月にリオデジャネイロ五輪アジア最終予選（１月１２日開幕、カタール）を控えカタール合宿中のＵ―２２日本代表は１０日、Ｕ―２２イエメン代表とドーハで親善試合を行う。中東相手には過去６試合３得点とチーム最多のＦＷ鈴木武蔵（２１＝Ｊ２水戸）が、“中東キラー”としてチームを勝利に導く。

　股関節痛などケガを抱えていたため、１１月の湘南との強化試合では５分間しか出場できなかった。それでも、終了間際に１得点。「点を取れたのは大きかった」と、振り返る。現在は「かなりよくなっている」と、患部の状態も良化の一途。得点への期待も高まる。

　対中東では過去６試合のうち、昨年９月の仁川アジア大会１次リーグ初戦のクウェート戦で２発。決勝トーナメント１回戦のパレスチナ戦でも決めておりチーム最多計３ゴール。「中東の国は人に対してガツガツ来る。でも、そこでいなせればチャンスになるし、（ＤＦラインの）背後があくので狙っていきたい」と、イメージを膨らませる。鳥栖ＦＷ鎌田ら新戦力も台頭してきているが、得意の中東国を相手に結果を残し、自身の存在価値を印象づける。