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広島、開幕戦で2発勝利も負傷者続出 野津田が、柴崎が、清水が続々交代

[ 2015年12月10日 21:35 ]

<クラブW杯 広島・オークランド>後半、ゴールを決め喜ぶ広島・塩谷

クラブW杯1回戦 広島2―0オークランド

(12月10日 横浜国際)
 3年ぶりの日本開催となったクラブワールドカップ(W杯)は10日、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で開幕し、J1リーグ戦を2年ぶりに制した広島がオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)と開幕戦で対戦。負傷者が続出するアクシデントを乗り越え、2―0で勝利を収めた。広島は13日に大阪長居スタジアムで行われる次戦の準々決勝で、午後7時半からアフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)と4強入りを懸けて対戦する。

 4日間で2試合を戦ったG大阪とのJリーグチャンピオンシップ(CS)から中4日ということもあり、広島の森保一監督(47)はCS第2戦から先発6人を変更。佐々木、ミキッチ、柴崎、森崎和、佐藤、ドウグラスに代えて水本、柏、野津田、丸谷、皆川、浅野が先発メンバーに入った。

 広島は前半9分、野津田がミドルシュートを放ち、相手GKがはじいたこぼれ球を皆川が右足で押し込んで先制。前半を1―0で折り返すと、後半25分には、長い距離を走って来た塩谷がペナルティーエリア右の角度のない位置から右足で2点目を決めて逃げ切った。

 開幕戦を勝利で飾った広島だが、守備をした際に右ひざを痛めた野津田が前半14分に交代したのを皮切りに、その野津田との交代でピッチに入った柴崎が後半8分に左ひざを痛めて交代、右足首を痛めた清水が後半20分に交代と、交代3枠をすべて負傷で使い切るまさかの事態。浅野も後半9分に左かかとをスパイクされて顔をゆがめるなど、雨中の戦いを制した1戦は、大きな代償を支払う結果となった。

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