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ウェンブリーに7万人のフランス国歌響く 仏代表が親善試合

[ 2015年11月18日 09:12 ]

仏テロでいとこを亡くしたフランス代表のディアラは沈痛な表情(AP)

 サッカーの国際親善試合、イングランド―フランスが17日、ロンドンのウェンブリー競技場で行われ、試合前に両チームの選手たちがセンターサークル付近で一つの輪になって黙とうをささげるなど、パリ同時多発テロの犠牲者を悼んだ。

 競技場にかかるアーチはフランス国旗の「青、白、赤」の3色にライトアップされ、英国のウィリアム王子、フランスのデシャン監督、イングランドのホジソン監督がピッチ脇に献花を行った。英国のキャメロン首相も競技場を訪れた。

 詰めかけた7万人以上の観衆がフランス国歌を合唱し、色のついたボード状のものを掲げて観客席にフランス国旗を浮かび上がらせるなど連帯をアピールした。

 両チームの選手は喪章を付けてプレーし、英BBC放送(電子版)によると、フランスのロリスは「イングランドの人々に感謝したい」と語り、イングランドのルーニーは「世界中に団結を示しただろう」と話した。試合はイングランドが2―0で勝った。

 13日の同時多発テロでは、フランスとドイツが対戦した国際親善試合の舞台となったパリ郊外サンドニのフランス競技場近くでも爆発があった。(共同)

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2015年11月18日のニュース