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宇佐美 先発志願「こだらわない選手はA代表に必要ない」

[ 2015年10月10日 13:05 ]

軽快な動きを見せる宇佐美

 FW宇佐美貴史(23=G大阪)がイラン戦での先発出場を志願した。途中起用されたシリア戦は左MFに入り、軽快な動きで攻撃を活性化。後半43分には本田のラストパスを受け、ダメ押しの3点目となる自身のW杯予選初ゴールを決めた。短い時間で結果を残し勝利に貢献した一方で、スタメン復帰への思いを問われると、率直な言葉を口にした。

 「そこ(先発)にこだわらないといけないし、そこにこだわらない選手はA代表には必要ないと思う」。ハリルホジッチ監督に才能を高く評価され、国際Aマッチ2戦目となった3月31日のウズベキスタン戦で初得点。だが、原口や武藤らとの激しいポジション争いもあり、8月の東アジア杯以降の最近3試合は途中出場が続いていた。

 いつまでもベンチで甘んじているわけにはいかない。シリア戦で高い能力を再び示し、本人にも手応えはある。「(自分にとって)いい流れのできるゴールだった。もっと真ん中というか、スタートから引っ張る活躍をしないといけない」。勝敗を大きく左右する存在になるべく、自分にプレッシャーをかけてきた。

 9日早朝にテヘランのエマーム・ホメイニー国際空港に到着。試合後すぐの移動とあって疲労の色は隠せなかったが、完全アウェーが見込まれるイラン戦では、4試合ぶりに先発復帰する可能性は十分にある。定位置奪取へ、再び練習からアピールを続けていく。

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