川崎Ｆ、公式戦５試合ぶり勝利　先制ミドルの大島「次につながる」

第９５回天皇杯全日本サッカー選手権大会２回戦 川崎Ｆ３―０松江シティ

（9月5日 等々力）
　Ｊ１リーグ戦３連敗中の川崎Ｆが松江シティに３―０で貫録勝ちを収め、７月２９日の松本戦（松本）以来公式戦５試合ぶりの勝利を挙げた。

　中国リーグを１５勝１分けという圧倒的な強さで制した松江シティに６バック気味にゴール前を固められ、序盤は苦戦を強いられた。だが、前半２４分にＭＦ大島のミドル弾で先制すると、同３７分にＭＦエウシーニョがボレー弾で続き、後半１０分にはＦＷ大久保がトドメの一発。先発メンバーに元Ｊリーガー７人を並べた相手を突き放した。

　今季公式戦初ゴールの大島は「うれしかったです」と笑みをこぼし、「（相手が）守備を固めてる分、バイタルは空いていると味方の選手からも言われていたので、そこでうまく入れたら打とうっていうのはイメージして入っていけた。大会は違うが、ここで１つ勝てたので次につながる」とリーグ戦の連敗ストップに意欲を口にした。