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ブラインドサッカー代表1勝 パラリンピックに望みつなぐ

[ 2015年9月5日 05:30 ]

<日本・韓国>韓国に勝利し飛び上がって喜ぶ日本イレブン

リオ・パラリンピック予選1次リーグ 日本2―0韓国

(9月4日 東京・国立代々木競技場フットサルコート)
 視覚障がい者らで行うブラインドサッカーのリオデジャネイロ・パラリンピック予選を兼ねたアジア選手権は東京・国立代々木競技場フットサルコートで第3日の3試合を行った。1次リーグで勝利のなかった日本は韓国に2―0で勝ち、勝ち点4で3位に浮上。初のパラリンピック出場権獲得へ望みをつないだ。大会は6カ国が参加し、上位2カ国に出場権が与えられる。日本は5日にインドと対戦する。

 初のパラリンピック出場への執念だった。初戦で中国に敗れ、第2戦もイランと引き分け。後がない日本は序盤から積極的に韓国ゴールを攻めた。前半16分にゴール正面右のFKから黒田が短くドリブルして左足で先制ゴール。PKを1本ずつ外した後の後半10分にもGKのスローから川村が加点して試合を決めた。

 黒田は「シュートがGKに当たった音がしたが、入ったのは歓声で分かった」と振り返った。川村も「強いシュートを打てば入ると信じて打った」と胸を張った。勝ち点3差で追う2位イランには得失点差で14の大差をつけられ、日本はインド、マレーシアとの残り2試合で大勝するしかない。魚住監督も「自分たちの戦い方ができた。点を取ればリオが近づく。リオの道をこじ開けたい」と強い決意を口にした。

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