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千葉・幕張に日本代表トレセン 40億円、18年完成目指す

[ 2015年5月14日 18:59 ]

 日本サッカー協会(JFA)は14日、東京都内で理事会を開き、日本代表の専用トレーニング施設「JFAナショナルトレーニングセンター(仮称)」の建設候補地を千葉市の幕張海浜公園内とすることを承認した。建設費約40億円のプロジェクトで、最短で2018年完成を目指し今後は自治体と調整を進めて施設整備の具体的計画を策定する。

 構想では最低でも天然芝2面、人工芝1面のグラウンドを造り、フットサルやビーチサッカーのコートも整備。宿泊施設や医療施設も備えたサッカーの一大拠点となる。原博実専務理事は「首都圏にあり、いつでも代表チームが使える施設にする」と説明した。

 千葉県の森田健作知事は14日の記者会見で施設建設の要望を受けたことを明かし「日本代表の躍動感あふれるプレーに接することで、子どもたちが夢を育むことができ、県全体のスポーツ振興につながる」と話した。

 指導者や審判養成、競技を通じた国際交流の場としても活用する方針で、羽田や成田空港からのアクセスも考慮された。

 東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっている福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」は、19年4月の全面再開を目指している。

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2015年5月14日のニュース