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逸機のベイルにブーイング CL2連覇の夢ついえレアル今季無冠も…

[ 2015年5月14日 10:10 ]

欧州CL準決勝ユベントス戦で、好機を決められず悔しがるレアル・マドリードのFWベイル(AP)

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦 レアル・マドリード1―1(2試合合計2―3)ユベントス

(5月13日 マドリード)
 欧州チャンピオンズリーグ(CL)史上最多10度目の制覇を果たした昨季に続く連覇を目指したが、度重なる逸機でその夢はついえた。現役時代を含めると5度ビッグイヤー(トロフィー)を掲げているアンチェロッティ監督は「試合を支配して好機をたくさんつくったが、ゴールにつなげる運がなかった」と残念がった。

 第1戦を落としたレアル・マドリードは終始ユベントスを圧倒。前半23分にロナウドがPKをど真ん中に蹴り込んで先制した後は、何度も決定機を得て押し込んだ。しかし、ロナウドは決定機でシュートを打たず、負傷明けのベンゼマは動きの良さを見せたが決定力が足りなかった。

 巨額の移籍金に見合うプレーではないと、放出を望む声が大きいベイルは至近距離からヘディングシュートを外すなど、再三のチャンスをふいにしてブーイングを浴びた。Rマドリードで出場機会に恵まれず、活躍の場を求めてユベントスに今季移籍した下部組織出身のモラタにワンチャンスで同点ゴールを奪われ、敗退に追い込まれたのは皮肉だった。

 セルヒオ・ラモスは「この負けを糧に成長しなければ」と語ったが、国王杯は1月にベスト16で敗退。リーグ戦は残り2試合で首位バルセロナと勝ち点差4で厳しい状況にあり、今季無冠の可能性が高い。

 去就に関して問われた指揮官は「できるだけ良い形でシーズンを締めくくらなければいけない。その後、チームと去就について話すことになる」と答えるのが精一杯だった。

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