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岡崎ドバドバ2発!通算7度目のマルチ弾で今季12点目

[ 2015年4月19日 05:30 ]

<フライブルク・マインツ>先制ゴールを決める岡崎(中央)

ブンデスリーガ第29節 マインツ3―2フライブルク

(4月18日)
 マインツの日本代表FW岡崎慎司(29)が18日、敵地のフライブルク戦にフル出場し、前半39分と46分に得点。3―2の勝利に貢献した。ドイツに渡って5季目で通算7度目のマルチゴールを記録。今季12得点とし、16日に誕生日を迎えてから、初めての試合で自らを祝った。

 岡崎らしさの詰まった2得点だった。前半39分、ゴール前に滑り込みながら右クロスに左足を合わせて先制点。7分後には左CKでゴール前が混戦になったところをファーサイドで待ち受け、こぼれ球をスライディングしながら左足で押し込んだ。「FWなので得点にはこだわりたい」。きれいな形はいらない。泥くささが身上のストライカーがドイツで7度目のマルチゴールを記録した。

 昨年の12月7日、ハンブルガーSV戦で今季8点目を決めてから9試合無得点と苦しんだ。それでも3月に入ると、状況は一変。7日のボルシアMG戦で10戦ぶりに得点すると、続くアウクスブルク戦で連発だ。日本代表では3月の親善試合で2戦連発するなど好調をキープ。ハリルホジッチ監督が相手によって戦術や起用する選手さえも代える方針を示す中、岡崎は「自分は続けて出たい。サイドもできるし、どのポジションもOK」と訴える。その指揮官が24日のシャルケ戦では視察に訪れる予定。この日は予行演習とばかりに持ち前の決定力を発揮した。

 移籍市場でも注目を集めている。地元紙によれば、ボルシアMGがリストアップ。プレミアリーグからオファーが舞い込む可能性もあるという。今冬、そのプレミアのレスターからオファーの報道があった際は「プレミアは子供の頃からの夢。体感してみたいし、選択肢がある中で、年齢的には最後のチャンス」と色気を見せていた岡崎。自身の夢を現実に変えるためにも、20代最後の年もゴールを量産し続ける。

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2015年4月19日のニュース