宇佐美　自身初４戦連発　「岡ちゃん」手本に泥臭く頭で決めた

＜湘南・Ｇ大阪＞前半、Ｇ大阪・宇佐美がヘッドでこぼれ球を押し込んで先制する

Ｊ１第１Ｓ第６節 Ｇ大阪２―０湘南

（4月18日 ＢＭＷス）
　らしくないゴールが成長の証だ。前半２６分、Ｇ大阪ＤＦ米倉のシュートを相手ＧＫがはじいたところをＦＷ宇佐美が頭で押し込む先制弾。「シュートが真ん中に行った時点でこぼれてくると思った。狙い通り」。自己最多更新の４戦連発、今季７点目に胸を張った。今季これまでのゴールは全て右足。頭で決めたのは初めてだ。１０得点の昨季もヘディング弾は１点のみ。

　華麗な足技での得点が多いエースには珍しい泥くさい一撃に「華麗じゃないかもしれないですけど、読みで取ったという部分で華麗」と笑った。先月の日本代表招集も刺激になった。ＦＷ岡崎（マインツ）のプレーを手本に「岡ちゃんは僕にないものを持っている。取り入れたいと思ってやっている中、良いゴール」と手応えをつかんだ。日本のエース候補が、また進化した。

　≪クラブ最長は６試合連続≫　宇佐美が自身初のリーグ戦４試合連続ゴール。Ｇ大阪の４試合以上の連続試合得点は宇佐美が１２人目１５回目（エムボマが２回、アラウージョが３回）。最長は６試合連続（６人が記録）だ。これでリーグ戦では宇佐美が得点した試合（Ｊ２を含む）は通算２７勝７分け２敗。Ｊ２だった１３年１０月６日の栃木戦（●２―４）で敗れてから１８試合連続負けなし（１５勝３分け）。ナビスコ杯、天皇杯、富士ゼロックススーパー杯を含む公式戦では２７試合連続負けなし（２３勝４分け）となった。