宇佐美「１試合１点じゃ満足できない」２発で代表定着アピール

＜Ｇ大阪・名古屋＞サポーターの声援に手を叩いて応える宇佐美

Ｊ１第１Ｓ第４節 Ｇ大阪３―１名古屋

（4月3日 万博）
　ウズベキスタン戦の日本代表初ゴールから中２日、Ｇ大阪のＦＷ宇佐美が、視察したハリルホジッチ監督の前で２得点の活躍。それでも試合後は「１試合１点じゃ満足できないようになっている。それぐらい今はハングリーにやっている。あと２、３点とれるチャンスはあったと思う」と表情を緩めずに語った。

　前半ロスタイム、左サイドでＤＦ藤春からパスを受けると、ゴール前に低いクロスを送って名古屋ＤＦ牟田のミスを誘発。チームに先制点をもたらした。後半４分にはＤＦ米倉のマイナスのクロスを右足で流し込み、追加点を挙げた。宇佐美は２点目について「ヨネ君がいいところに落としてくれたんで、半分以上はヨネ君のゴールだと思う。僕はラッキーなだけ」と謙虚な姿勢。それでも今季公式戦ホーム初勝利に大きく貢献し、「ホームで勝とうという話はしていたんで、チームとして達成できてうれしい」と喜んだ。

　「代表で得点取ると期待もされるし、そういう責任感をガンバで全力で出すということを意識してやった。少なからずそれができたかなと思う」と胸を張った２２歳。「ガンバのためにやる中で結果を出して、またああいう舞台でやりたい」とハリルジャパン定着を誓った。これでリーグ戦４得点とし、得点ランキング単独トップに浮上。次は中３日で、１次リーグ敗退の危機にあるＡＣＬのブリラム戦が控えるが「あと３つ、すべて勝つつもりでやりたい」と意気込みを口にした。