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U―22 沖縄で総仕上げ!12月にリオ五輪最終予選直前合宿を計画

[ 2015年4月3日 09:32 ]

笑顔でマレーシアから帰国したU―22日本代表の手倉森監督

 手倉森ジャパンが来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(12~30日、カタール)に向けて、今年の年末に沖縄で事前合宿を行う方向となった。整った環境でトレーニングや戦術を詰め、現地入りに備える。アジア1次予選I組を3戦全勝で1位突破したU―22日本代表は2日、成田空港着の日航機でマレーシアから帰国した。

【U―22日本代表 日程&結果】

 アジア最終予選への総仕上げを沖縄で行う可能性が高くなった。日本協会関係者によれば、事前合宿の期間は12月23日から1週間程度。候補地は、現状ではグアムとの両にらみだが、グアムは練習施設などの環境面で劣っており、練習試合の相手を探すことも難しい状況だという。

 その点、沖縄は今季もJ1、2の10クラブ以上が開幕前にキャンプを行うなど、プロ選手の合宿場所としての環境、実績も十分。国内のため、練習試合の相手を探すことも比較的容易となる。移動距離も短く、時差もないため、メリットは大きい。

 冬の沖縄だが、12月の平均最高気温は平年で約21~22度。一方、夏場は35度を超え酷暑のイメージが強いカタールも、今年1月の平均最高気温は約24度で、本番を想定したコンディションづくりが可能となる。

 この日、帰国した手倉森監督は「(チームの完成度は現在)65~70%。最終予選は100に近い形で挑まなければいけない」と話した。昨年9月の仁川アジア大会準々決勝で敗れた韓国、昨年1月のU―22アジア選手権の準々決勝で敗れたイラクも順当に駒を進めた。

 そのU―22アジア選手権の成績が最終予選組分け(4組×4カ国)に反映されるため、シードに入れない日本は強豪と対戦する可能性もある。アジア枠はロンドン五輪時の3・5枠から3に減少。厳しい条件はそろうが、活動再開となる7月の仙台合宿から年末の仕上げ合宿でレベルアップを図っていく。

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2015年4月3日のニュース