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磐田2位浮上!MF小林 自らFK志願で土壇場V弾

[ 2015年3月30日 05:30 ]

<磐田・大分>後半42分、直接FKを決めイレブンに囲まれる磐田MF小林(中央)

J2第4節 磐田2―1大分

(3月29日 ヤマハ)
 最後に歓喜が待っていた。1―1の後半42分。磐田はゴール前右、約20メートルの位置でFKを獲得した。MF小林は「駒さん行かせて!」と隣の駒野に懇願した。左足から放たれたボールは相手GK武田が「見えなかった」という絶妙なカーブで右のネットへ。土壇場の決勝点でホーム連勝。4位から2位に浮上した。

 「(蹴るのは)絶対俺だ、と思った。駒さんに勝った時点で“勝ったな”と思いました」。

 確信があった。FKのキッカーは普段から試合前日に名波監督の個別練習を受ける。指揮官からキックを安定させるコツとして「頭がぶれない」蹴り方を助言された背番号4。前日28日はヤマハスタジアムで2本連続で決めていた。本番と全く場所、全く同じコースだった。

 「結果が出なくても自分で自分の評価を下げない。それが自信のなさにつながるから」。自らを追い込むような強気で昨季の10倍、20ゴールを誓う今季。4戦目で初ゴールが生まれ「次は流れの中から決めたいと強く思った」とすぐに切り替えた。

 今後は中2日でホーム栃木戦、さらに中3日でアウェー横浜FC戦と続く。シュート15本で流れの中からゴールを奪えない課題も露呈したが「3連戦の初戦はプロ野球と一緒。非常に大きな勝ち点3だった」と指揮官。連戦へ好スタートを切った。

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2015年3月30日のニュース