松本　磐田からＦＷ阿部が完全移籍…湘南時代に反町監督と師弟関係

　Ｊ１に昇格した松本は１５日、Ｊ２磐田からＦＷ阿部吉朗（３４）が完全移籍で加入すると発表した。

　愛媛県出身の阿部は常総学院高、流通経済大を経て０３年にＦＣ東京入り。その後、、ＦＣ東京、柏、湘南、甲府と渡り歩き、１２年から磐田でプレーしていた。リーグ戦の通算成績はＪ１が１９０試合３１得点、Ｊ２が９４試合１９得点。昨季はＪ２リーグ戦で２０試合３得点だった。松本を率いる反町康治監督（５０）とは０９、１０年に湘南で監督と選手という関係だった。

　阿部は松本を通じ、「まず今回、声をかけて下さったチーム関係者の方々に感謝しています。反町監督、松本山雅という素晴らしいサポーターのもと、サッカー人生をここで締めくくる気持ちでやってきました。選手のプラスアルファの力を出させてくれる監督、熱いサポーターだと思っています。言葉を並べるよりも、行動で示していきたいと思います。山雅ファミリーとして、全力で力を注ぎたいと思います。どうぞよろしくお願いします」とコメント。

　磐田を通じては、「３年間、どんな時も支えてくれたサポーターの皆様、苦しい時も『がんばれ！』の声がどれだけ励みになったことか、本当にありがとうございました。そして、いつも選手の立場にたって考えて下さった監督、コーチ、フロントの方々には感謝の言葉しかありません。男気のある名波監督のもと、ジュビロ磐田が活躍することを影ながら応援しています。３年間ありがとうございました」と談話を発表している。