×

ガンバ 主力温存でも快勝!二川“パパ弾”で3冠へ前進

[ 2014年10月16日 05:30 ]

<G大阪・大宮>ゴール決め、イレブンから祝福される二川(右から2人目)

天皇杯準々決勝 G大阪2―0大宮

(10月15日 万博)
 夢の3冠へまた一歩、前進した。G大阪がMF二川とFW佐藤のゴールで、大宮に2―0完勝。2位につけているリーグ戦、決勝進出を決めたナビスコ杯に続き、天皇杯でも4強進出を決めた。

 背番号10が流れを引き寄せた。後半14分、二川がペナルティーエリアわずか外のFKを右足で直接決める先制弾。「相手キーパーが真ん中に立っていたし、蹴る前にニアに動いたので」と、狙い通りのファーサイドへの一撃に胸を張った。

 9月23日の清水戦以来、公式戦5試合ぶり先発。12日のナビスコ杯準決勝・川崎F戦からスタメン7人が入れ替わった一戦を勝利に導き「チーム全体の力を証明しようと思っていた。メンバーが代わって負ける訳にはいかなかった」とうなずいた。先月中旬には第1子となる長男が誕生。初めての“パパ弾”に、普段は寡黙なファンタジスタも「良かったです」と二重の喜びをかみしめた。

 長谷川監督の“勝負采配”も冴えた。7連戦の4戦目でMF遠藤やFW宇佐美らをベンチからも外した。12日の川崎F戦で2得点のMF阿部も温存に成功。18日にはリーグで4位の川崎Fと三たび激突する。V戦線生き残りをかけた大一番へ、指揮官も「きょう出なかった選手が、どういう気持ちでピッチに立つか楽しみ」と競争激化による効果にも期待を寄せた。

 18日は累積警告で出場停止の今野も「天皇杯とナビスコの2冠は絶対に取る」と宣言。過密日程に打ち勝ち、大きな白星を手にしたガンバが、09年度以来の天皇杯Vへ突き進む。

続きを表示

この記事のフォト

2014年10月16日のニュース