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小倉隆史氏 「いい仕事した」香川、攻撃の軸になっていただけに痛い

[ 2014年10月11日 11:45 ]

<日本・ジャマイカ>顎を強打しメディカルスタッフに見せる香川(10)を見つめるアギーレ監督(右)

キリンチャレンジカップ2014 日本1―0ジャマイカ

(10月10日 デンカS)
 香川は後半いい仕事をした。アギーレ監督になって初試合で、不慣れなポジションに入ったこともあり、前半は守備を意識してあまり攻撃に絡まなかった。後半はベンチの指示か、チームメートと話し合ったのか、前に出てパスを受けるようになって良くなった。キープしたり、多彩なキックでいろいろなパスを出して攻撃を組み立てるなど、特長を出していた。

 特に後半14分に小林が入り、本田が左サイドに回ってからは長友と3人の距離感が良くなり、3人の連係でいい形をつくっていた。マンチェスターUではサイドをやったが、結果を出せず、アギーレ監督もサイドは無理だと判断していると思う。ドルトムントではトップ下をやっているが、日本は4―2―3―1のシステムは使わないので、中盤の左で試された。戻りきれずに武藤がクリアした場面もあったが、やりきれたことは大きい。選手一人一人のレベルの高いブラジル戦でどれだけ機能するか見たいところだっただけに、離脱は監督にとっても、香川にとっても痛い。(元日本代表FW小倉隆史)

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2014年10月11日のニュース