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柴崎がO・G誘発 指揮官絶賛「ワールドクラスだ」

[ 2014年10月11日 05:30 ]

<日本・ジャマイカ>前半、右サイドから柴崎が上げたクロスがオウンゴールを誘発。アギーレジャパンに初勝利をもたらした

キリンチャレンジカップ2014 日本1―0ジャマイカ

(10月10日 デンカS)
 メキシコ人指揮官もうなる強烈な輝きを放った。前半16分、岡崎がドリブルで持ち込み本田へパスが渡ると、柴崎は右サイドを猛然と駆け上がった。本田からのパスを受けて右足を鋭く振り抜きシュート。日本代表通算1100得点目となる相手のオウンゴールを誘発した。それ以外にも後半8分に武藤に決定的なスルーパスを送るなど、随所に高い技術を披露。初得点を決めた9月9日のベネズエラ戦に続き2戦連続でフル出場した22歳は「効果的な攻撃ができたと思う」と手応えを口にした。

 前半から積極的に仕掛けた。アンカーに細貝が入ったこの日、チームは前線からプレスを掛けてショートカウンターを仕掛ける狙いだったという。柴崎はベネズエラ戦の左から右に位置を替えたインサイドハーフに入り、香川とともに攻撃の起点となった。「ショートカウンターからチャンスをつくった。今日の布陣は萌さん(細貝)が後ろにいたので、ある程度前に重心を置いて守備ができた。攻撃でも自分が前を追い越す動きもゲームメークもできた」と振り返った。

 試合後、22歳について聞かれたアギーレ監督は開口一番「柴崎はワールドクラスです」。さらに「(本田)圭佑と(香川)真司と自然にプレーできている。まるで20年プレーしているようです。彼は遠く(もっと上のレベル)に行くことができる」と続け、デビュー2戦目にして早くも主軸の一人として高い評価を与えた。

 それでも、柴崎自身は「まだ信頼されているところまで行っていないので、アピールしていかないといけない」と謙虚。「これからは個人の意識も高め、精度を高め、コンビネーションを高め、ラストパスの精度を上げないといけない。チャンスはつくれているけどもう少し」とさらなるレベルアップを誓った。

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2014年10月11日のニュース