×

U―21武蔵 エース証明の初ゴール誓う 9戦いまだ無得点

[ 2014年9月14日 07:43 ]

<男子サッカー練習>クロスをジャンプしながらトラップする鈴木。右は西野

アジア大会1次リーグD組 日本―クウェート

(9月14日 仁川ア)
 仁川アジア大会に出場するU―21日本代表は19日の大会開幕に先駆けて14日、クウェートとの1次リーグ初戦を迎える。今年1月に発足した手倉森ジャパンで不動のFWとして出場し続ける鈴木武蔵(20=新潟)は、練習試合を含めてここまで9試合無得点。初ゴールを決め、連覇への号砲を上げる。
【仁川アジア大会 メンバー】

 ついに開眼する時が来た。手倉森ジャパンが始動した1月の中東遠征以来、9試合に出場したが、無得点。だからこそ鈴木は「ここでしっかり結果を残したい気持ちはある」と言い切った。一貫して最前線で起用し続ける指揮官の期待に応え、文字通りエースになるつもりだ。

 1月のU―22アジア選手権でも1次リーグでクウェートと対戦しており、特徴は熟知している。「相手DFを下げさせる動き、深さをつくる動きをしたい。後半はスペースが空いてくる。そこを突きたい」と、イメージを膨らませた。

 韓国入りした12日は出発便が約3時間遅れドタバタの初練習となった。しかし、それに追い打ちを掛けるように選手村の環境も良くなかった。「部屋にエアコンがないんですよね。暑いです。あと、バスタブの排水も悪くて」とアジアの洗礼を浴びたが、逆境をはねのけて初ゴールを目指す。

 もちろん目標は連覇。手倉森監督は他競技に先立って行われる開幕戦に向けて「日本の士気を高める重要な役割。ぜひ勝ち取りたい」と話した。その最前線に武蔵が立つ。

続きを表示

2014年9月14日のニュース