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小林悠 御前試合でアピール!アギーレ監督「興味深い選手がいた」

[ 2014年9月14日 05:30 ]

<川崎F・徳島>東急グループフェスタ「2014 川崎の車窓から」のイベントが行われたこの日に勝利した小林(左)ら川崎Fイレブンは笑顔で列車に乗ってポーズを取る

J1第23節 川崎F4―0徳島

(9月13日 等々力)
 川崎Fはホームで徳島に4―0で大勝した。4―2―3―1の2列目左で先発したFW小林悠(26)が1得点2アシストの活躍。日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)の視察する前で、10月の親善試合(10日ジャマイカ戦、14日ブラジル戦)メンバー入りを猛アピールした。

 今後を占う一戦で川崎Fの小林が躍動した。1点リードの前半ロスタイム、レナトの左クロスに反応。ニアサイドに飛び込み、頭で左隅に決めた。8月16日のC大阪戦以来3試合ぶりの今季10点目。3季ぶりに2桁得点に到達し「毎年一つの目標としている2桁にいけて良かった」と笑った。

 前半5分に安柄俊、後半16分にレナトのゴールをアシスト。リーグ得点王の大久保が出場停止の中、攻撃の軸としてフル回転した。視察したアギーレ監督は個人名こそ避けたが「興味深い選手がいた」と満足げだった。

 盟友から刺激を受けていた。今月の日本代表合宿に約2年7カ月ぶりに招集された“TJ”こと田中順也(スポルティング)とは小学生の頃から選抜チームなどでともにプレーした間柄。15年来の付き合いのレフティーから「代表で一緒にプレーしたい」と懇願されている。ザッケローニ体制下の今年4月に日本代表に初選出されたが、左内転筋痛で辞退した過去を持つ。普段はチームで結果を出すことに集中しているが、試合後は珍しく「今はみんなに(代表の)チャンスがある。どんどんアピールしていかないといけない」と訴えた。

 ◆小林 悠(こばやし・ゆう)1987年(昭62)9月23日、東京都出身の26歳。小学1年時から町田JFCでサッカーを始める。麻布大渕野辺高では2、3年時に2年連続で全国高校選手権大会に出場。拓大を経て10年に川崎F入りした。Jリーグ通算108試合33得点。右利き。1メートル77、70キロ。血液型O。

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