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大熊監督 離脱者続出も“チルドレン”でリーグ初白星狙う

[ 2014年9月12日 05:30 ]

 C大阪は11日、アウェー柏戦(13日)に向けて大阪市此花区で調整した。この日、MF長谷川が急性虫垂炎のため1週間離脱することが明らかになり、前日の天皇杯・磐田戦で負傷したMFキム・ソンジュンも練習に不参加。ボランチ2人の柏戦の出場が厳しくなった。

 リーグ戦初采配の大熊監督には頭が痛い状況となったが、C大阪U―18で5年間に渡り指揮を執る新監督にとって心強いのが、教え子たちの奮闘だ。ボランチにはU―18出身の2年目MF秋山が初出場する可能性が浮上。同じく2年目のMF南野も公式戦4戦連発中と好調で「自分としてはやりやすい。ピリピリしながら練習もやれている」とユース時代に厳しい指導を受けたサッカーを歓迎した。05年からのヘッドコーチ時代にプレーしていたDF山下、DF酒本も主力として健在だ。

 新監督は磐田戦で2トップを組んだU―18出身の杉本と永井について「アグレッシブにやってくれた。ディエゴを使うか迷います」と話し、FWフォルランに特権を与えないことを示唆した。降格圏に沈む緊急事態の中、大熊監督が厳しく育てた“小熊”たちとともに、リーグ戦12試合ぶりの勝利をつかみ取る。

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2014年9月12日のニュース