×

日本代表強化へ国内日程の見直し検討「早急に手を打つ」

[ 2014年7月31日 20:33 ]

 日本サッカー協会は31日、東京都内で技術委員会を開き、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で1次リーグ敗退した日本代表の強化につなげるため、Jリーグや天皇杯全日本選手権の日程を抜本的に見直す必要性などを確認した。8月に将来構想委員会をスタートさせ、具体的な改革案を練る。

 強化担当技術委員長を兼務する原博実専務理事は「欧州チャンピオンズリーグを戦うチームのように試合数が多ければホームとアウェーの戦い方などをより考える。カレンダーをどう整理するか。これまで先送りしてきたが早急に手を打つ」と説明した。

 Jリーグの中西大介常務理事も「代表強化にはJリーグの成長や質が関与する。世界で戦える選手を出すためにタフに戦える環境が必要」と日程改革の重要性を強調した。山口隆文育成担当技術委員長は「自立したたくましい選手を育てるため、練習から強度と質を高めなければ」と育成年代から心身両面の「強さ」を意識した指導が必要との見方を示した。

 代表強化を多角的に議論するため、上川徹審判委員長も参加し「W杯は攻守の展開が大きく、速かった。審判員はチーム戦術を理解しないと次のプレーが読めない」と、今後の審判員指導の指針を語った。

続きを表示

2014年7月31日のニュース