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ザックJ、守備の不安解消されず…コンビネーション不足から失点

[ 2014年6月7日 10:30 ]

<日本・ザンビア>前半9分、ザンビアのC・カトンゴは日本DF内田に競り勝ちヘッドで先制ゴール。GK西川(AP)

国際親善試合 日本4―3ザンビア

(6月6日 米国・タンパ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向け、米国フロリダ州で合宿中の日本代表は6日(日本時間7日)、タンパでザンビア代表と国際親善試合を行い、4―3で逆転勝ちを収めた。

 スポニチ本紙評論家の川本治氏(62)は1―2で折り返した前半について、「問題はコスタリカ戦に続いて先に1点を失ったこと」と2試合連続で先制点を許したことを最初に気になった点として挙げ、その1失点目について「内田と西川のコンビネーションの悪さが出た」と指摘した。

 ザックジャパンの正GKは川島で、西川は昨年11月以来久々の先発。この試合でザッケローニ監督が西川を先発させた意図は「GKは何があるか分からない。西川を試してみたかったのだろう」と怪我などで川島不在となった場合のリスクマネージメントと説明するが、やはりコンビネーション不足は否めない結果になった。

 最初の失点は「内田が来ていたとかではなく、西川は前に出て行ったのだからボールに触らないといけない」と川本氏。また、相手のショートコーナーから失った2失点目については「日本は自分たちがショートコーナーを多用していながら同じような形で失点したのは、W杯本大会に向けて不安が残る」とし、「逆転勝ちしたコスタリカ戦で得た自信を前半で失った感じがする」と振り返った。

 「あとはボールの失い方が悪い。パスカットされてカウンターに持ち込まれるのは一番悪いパターン。不安の残る前半だった」と前半を総括した。 

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2014年6月7日のニュース