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【出場国チェック・G組】ドイツ FW不足救うミュラーの得点感覚

[ 2014年6月6日 11:18 ]

高い攻撃力が光るドイツ代表MFミュラー

 2大会連続3位の優勝候補ドイツが苦しんでいる。故障でDFシュメルツァーとMFベンダーが外れ、GKノイアー、DFラーム、MFシュバインシュタイガーも実戦復帰できていない。1日のカメルーン戦ではMFゲッツェをFWに置いたゼロトップが不発でMFエジルもミス連発と、仕上がりにも不安を残した。

 その中で気を吐いたのがMFミュラーだ。後半途中からFWへ上がり、ヘッドで同点弾&一時勝ち越しにつながるスルーパス。得点力と、攻撃的な位置ならどこでもこなすマルチぶりを見せつけた。20歳で出場した10年南アフリカ大会では5ゴール3アシスト。累積警告で出場停止だった準決勝でチームは敗れたものの、得点王とベストヤングプレーヤーに輝いた。主戦場はサイドだが、スペースを見つけて入り込む動きが秀逸で、シャドーストライカーとして世界最高の呼び声も高い。

 今季のバイエルンMでは出場試合数が限られながら、チーム2位の13得点。FW登録がクローゼ一人だけの今大会、ゴール量産でドイツを救う救世主の最有力候補は、自ら特徴を「型破り」と口にする24歳だ。

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2014年6月6日のニュース