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長沢 5戦連続ゴール!清水 5試合ぶり白星

[ 2014年4月7日 05:30 ]

<甲府・清水>前半22分、先制ゴールを決め喜ぶ長沢

サッカー J1第6節 清水1―0甲府

(4月6日 中銀スタ)
 清水はアウェーで甲府を1―0で下し、開幕戦以来5試合ぶりの白星を挙げた。前半22分にFW長沢駿(25)が公式戦5戦連続ゴールとなる先制弾。この1点を守りきり、今季初の完封勝利を飾った。

 今最も乗っている男の一撃で、清水が“富士山ダービー”を制した。前半22分、FWノヴァコヴィッチ(34)が相手DF青山のバックパスを奪い、ドリブルでペナルティーエリア内へ。そのままシュートかと思いきや、中央へフリーで走り込んできた長沢へパスを送った。「自分がシュートを打つよりも、(長沢)駿の方がいいポジションにいたのでパスを出した」。ボールを受けた長沢は、無人のゴールへ右足で冷静に流し込んだ。公式戦5試合連続ゴールで先制。「厳しい時間帯の中での得点だったので凄くうれしかった」。1メートル91の長身FWは両手を広げて駆け出し、アシストのノヴァコヴィッチらと喜びを分かち合った。

 開幕から3戦連続無得点だったが、ナビスコ杯・仙台戦(3月19日)で待望の復帰後初ゴール。そこから火が付いたかのように浦和戦、FC東京戦、ナビスコ杯・G大阪戦と公式戦4戦連続でゴールを決め、一気にチームの主役に躍り出た。自身初の5試合連発が懸かったこの一戦は「周りからも言われていたので意識せざるを得なかったけど、それが逆に良かったと思う。いい刺激になった」。重圧をパワーに変えて結果を出し、チームに5試合ぶりの勝利をもたらした。

 それでも、満足感に浸ることはない。「ゴール以外はいいプレーができなかった。もっと攻撃の起点となるプレーをして点を取り続けて、次は複数得点して勝ちたい」。次節・大宮戦(12日)でも6試合連続ゴールを決め、ホーム初勝利の立役者となる。

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2014年4月7日のニュース